Tシャツが長持ちする選手は球速が上がりやすい!?

今回も身近なことからレベルアップするコツをご紹介しましょう。とその前に、まずは皆さんに質問です。
Q. あなたが着るTシャツはどれくらいの期間でヨレヨレになりますか?数か月でしょうか?数年でしょうか?もちろん、 デザインが気に入らなくなって着なくなったや 何かにひっかかり穴が開いてしまい着なくなったというのは該当しません。

着ることによって「伸びきりヨレヨレになってしまった」ことを指します。これで何がわかるかというと、 野球に必要なエネルギーを”効率的に生み出すことのできる上半身”であるかどうかということ。

あなたはどちらの運動タイプ?

シャツを着るという運動は、2つに分けることができます。センス理論でいう「バット中心操」か「自中操」の2つですね。

バットの扱い方解説図

具体的にいうと、 自分の体幹部(肋骨や背骨)を固定してシャツを伸ばしながら着るのが自中操タイプ。シャツの形状を変えないように自分の体幹部をクネクネさせて着るのがバット中心操タイプですね。

とうぜん後者のバット中心操タイプの方がシャツは長持ちします。

これはピッチングでいうとボール中心操ですね。 無料配布DVD第1弾「4大テーマを斬る!」で私が解説したように、超一流の投手は肋骨から爆発的なエネルギーを生み出しています。その動きがシャツを着るという何気ない動きと同じなんですよ。もちろんダイナミックさやスピード面ではピッチングの方が圧倒的に高度ですが…。(Tシャツを着るのにMAXパワーで肋骨を搖動させたら…破れそうですね笑)

こういった普段の動きからも野球に大きく影響するということです。 意外ですよね?実はこういった 無意識に行っている動きにこそ「上達のコツ」が隠れているということが結構あるんですよ。

身体を拭くのが上手い選手は上半身を上手に使える

たとえば、同じようにバスタオルなんてどうでしょうか? 背中を拭くとき、タオルを動かしていますか?それとも自分が動いていますか?運動のメカニズムはこうです。

一方では、肩関節から先でタオルを操作する。とうぜんダイナミックな動きは不可能ですから 肩関節の可動範囲に限定された小手先での拭き方しかできない。もう一方では、両肩甲骨をダイナミックに動かしてタオルを操作し、 体幹部(肋骨や背骨)も同時にスムーズに抵抗なく巧みに動かしていく。

前者は身体の拭ける範囲、精度共に後者の動きにはかないませんよね。

お風呂上りの何気ない身体を拭くという身体運動でもこんなに違うんですよ。バッティングもピッチングも全く同じです。 体幹部が上手に使えるとレベルが1つも2つも上がりますからね。練習中の数時間だけセンストレを行うのみというのではなく 普段の生活から「自分の体を道具に対して積極的に動かしていく癖」をつけるといいですよ。

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