ダルビッシュ投手の何が凄いの!?(2)
昨日の交流戦、 先発のダルビッシュ投手が11三振を奪う、散発4安打の完封勝利。今季6勝目ですね。非常にいい写真があったのでリンクを貼りますね。(リンク切れはご了承ください)私は皆さんにこれを言っているんです(笑)見るべきところは、肋骨の柔らかさです! 異常ですね。腕が残る=タメというのはわかっていてもできるもんじゃないんです。身体がこういったダルビッシュ投手のような状態にならなければ 絶対にできませんね。
骨盤前傾によって軸が前傾していくのに肋骨がしなり、後方へ残る。 さらに両肩甲胸郭関節がぐにゃぐにゃにズレ、腕がさらに後方へ残る。ここまでエネルギーを溜めれば…。一気に解放されるのを想像したら…。そりゃ155キロもでますよ(笑)
単なる物まねでは、腰がそった「偽イナバウアー」になってしまうだけで 爆発的なエネルギーは確保できません。しかし、こういった動きもセンストレで可能なんですよ。 じっくりセンスのある身体を鍛えていけば可能です。いきなり肋骨のしなりを…というわけにはいきませんが、 肩甲胸郭関節を自由自在に動かし、写真のダルビッシュ投手のような 両肩のラインの自由性を体現することは誰でも可能です。
こういった腕の使い方はエネルギーの効率が非常に良くて、少ない力で速いボールが投げられるし、腕が非常にしなるので打者からリリースが見づらいという特徴もあります。それと、なんといっても身体に優しい!これは野球選手であれば憧れる動きの1つですよね… じつは、今回リリースした「肘肩の痛くない投げ方」に この肩甲骨周辺の自由な動きを作り出すトレーニングが収録されているんです。
本当は未公開のピッチング編で収録しようかと思ったのですが このダルビッシュ投手の動きは、より本質的な動きだと認識していますので 全野球人へ向けた「肘肩の痛くない投げ方」に収録したんです。もうすでにコツを掴んだという方も出てきているんですが…。 みなさんの勉強熱心さに脱帽ですね(笑)
この方法は、『○○理論で脚をこう踏み出して、腕をこの高さにして このタイミングで上体にタメを作り、肩の開きを抑える壁を…』 といったよくある指導法ではありません。繰り返しますがもっと本質的なものです。野手の方も試してほしいトレーニング法ですので ぜひ実際にご自分の身体で体感してみてください。