素振りで出来る手のマメは打てない証拠!?
イチロー選手のオールスター連続出場が途切れましたね。 非常に残念です。前半戦は調子がいまいち上がってこなかったので成績が良くなかったのですが イチロー選手に限らず今年のMLBのオールスターの先発メンバーはほとんど 新しい顔ぶれになったそうですよ。そういう部分はさすがですよね。本場アメリカは手厳しい(笑)
選手のアイドル化ではなく、単純に実力がなければ認めない。 こういった部分はスポーツ選手にとって力をつける最高の環境でしょうね。さて、今回のテーマはそんなイチロー選手がオリックス在籍時に ある興味深いことを発言していたのを思い出したのでお話ししましょう。
「素振りで手にマメができるのは二流選手だ」というようなことを言っていたんですが これは本当に奥が深い言葉だと思います。『一生懸命素振りをしてもダメ、練習は質が大事』というように受け取れますが イチロー選手は一流の実戦家ですからバットのグリップの握り方そのものについて 指摘したのではないかと私は考えたんです。
つまり、グリップが正しく握れていればどんなに振っても手にマメなど出来っこない そんな握りも出来ないヤツはバッターとして大したことがないという意味でしょうね。今現在の少年野球のバットは非常に性能が良いですし、グリップも衝撃吸収素材で手に負担のかからないグリップ力といった構造です。さらにバッティンググローブも良いものを使ってますよね~。
ただ、これだといくらでもごまかせてしまうんです。
とうぜん、センスのある選手はこういった恵まれた道具でも 良いトレーニングはできると思いますが、通常の技術優位な選手が 一生懸命バットを振っても、バット本来の性能は数%しか発揮できません。そこで私が考えたのは【柄巻き】です!
日本刀の柄の部分に巻いてある絹のあれです! あの絹の手触りと、独特な巻き方をバットのグリップで出来れば… 個人的にめっさ欲しいですね(笑)居合刀を振ったことがある方がいらっしゃるかわかりませんが、 機会があれば振ってみるといいですよ。
隙間が空きやすく、全力でスイングすると手の内でズレるんですね。 それが血豆になったりするんですが、 そういった握りで無理やりスイングするとごまかせないのが日本刀です。隙間なくベターッと握れないと刀が上手く機能しないようになっているんですが、 これはバットも全く同じなんですよ。
古いバッティングセンターなんかにはグリップがボロボロのバットが置いてありますが 3ゲームも打ったらマメができますもんね…。(ボロボロのグリップは我々二流打者への試練としてわざと置いてあるのか…w)まぁこれは冗談ですが、グリップの握り一つでバッティングは大きく変わるということです。グリップはマメができないように握ること。 これが意外と難しいので、しっかり意識して行うと良いスイングへ近づくでしょう。
でも、 ひそかに柄巻きグリップのバットが商品化されないかなぁと思ってるんですが、こんなこと考えてる人はまずいないだろうなと(笑)