開きを直すためには胸椎周りでタメを作ることを覚えよう

メールNo.14 配信日2014/05/12

前回のメルマガで「投球の際に肘を上げるコツ」をお話ししましたが
バッティングも同じように肩甲胸郭関節(肋骨と肩甲骨の間)の柔らかさが
ポイントになってくるというのを言い忘れてましたね。

先週末、少年野球の指導者の方から
バッティングの開きについて質問されたときに思い出したので
今回はそこらへんを少々お話ししていきます。

バッティングで体が開いてしまうバッターはどうやったら直るか?って質問。

これはですね…ズバリ!
前回のメルマガで言った肩甲骨が脇側へズレる動きがポイントです。

さらに、肋骨と肩甲骨が連動する動きをマスターするには
両肩甲骨間の胸椎1~4番周辺の筋肉が柔らかくないと不可能なんですよ。

で、メルマガなんでぶっちゃけますが
野球のあらゆる動きは、この部分の固さ・柔らかさ次第でパフォーマンスが天地ほどの差がでます。

多少汚いフォームでも、
ここさえ抜群に柔らかく扱えるのならば技術優位に陥っている選手よりも
いいプレーができたりもします(本質力×技術力=パフォーマンス力)

『ウっソだーん』って思う人は
いますぐ触ってみてください。

我々大人だと胸椎1~4番付近が石のように固いはずですw

本来この部分は柔らかいんですよ。
イメージ的には・・・自由脊椎(お腹の部分の背骨)と同じ感覚で自由に動かなくてはいけないって感じですかね?

で、この固さがバッティングの開きの原因になるんですよ。

皆さんはオープンスタンスと開きが違うというの説明できますか?

そう、いわゆる“タメ”ですね。

1テンポ2テンポと、
下半身よりも腰、腰よりも体幹、体幹よりも腕、腕よりもバットが遅れて出てくるスイングか?
それともすべてが一体化となってクルんと淡泊にスイングしてしまうか?の違いです。

じゃこのタメはどこで作るの?というのが今回のテーマ。

これはゴルフスイングのほうがわかりやすいでしょうかね?

体幹部を4つに分けてスイングする
(※メルマガ限定動画)

肩甲骨から独立した三角形を作り出す
(※メルマガ限定動画)

小学生はバッティングの技術(フォームが完成されてないの意味)がまだまだなんで
上半身と下半身が上手くリンクせず、体が開いた形が目につきやすくなるんですよ。

だから私がよくやってるのは
下半身の動きは一旦お休みさせて(ノーステップの形が一番いいかな?)
腰を回さずに胸椎周りを柔らかく使って両肩甲骨でスピンさせる

そういうティーバッティングをやらせてあげると
単に腰の回転のみで淡泊にスイングする動きが消えてきて
肋骨と肩甲骨のラインがスライドして粘り強いスイングが出てくるんです。

そうなってくればステップ足をどんなに開こうが
上半身はタメを作れるので開きは直ってますよ。

※下半身の動きを止めたフォームにしなさいではなく、
胸椎周りを意識させる練習をさせてると
自分のフォームで何気なく振った時に自然とタメが出来るような身体になっているということですからねw

「究極のセンスアップサイト」ではこの部分の練習に触れてますが
私はこの胸椎周りの固さは野球選手の永遠のテーマだと思ってますw

小学生のうちから注意してその部分でバットを振るという意識を持たせないと
あっという間にガチガチな体幹の出来上がり…
体幹が一体化した淡泊なスイングでしか打席で勝負できない残念なバッターになってしまいますからね。

そうならないためにも常にこの部分を意識させてスイングさせることを徹底させてみてください!

詳細はこちら

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