ドラフト上位指名確実な平沢選手(仙台育英)の打撃は要チェック!体軸の使い方は秀逸だ
メールNo.85 配信日2015/10/20
今週行われるドラフト会議ですが
今年はいつも以上に楽しみにしている人が多いのではないでしょうか?
とくにプロ野球が好きな方は
自分の贔屓球団にどんな優れた選手が入ってくるのかと
既に予想しながらワクワクしていることでしょう。
2015は野手が豊作といわれていますが、
特に高校生は素晴らしい選手が多いですからね。
育てられる自信がある球団なら
先行投資してでも獲得しておきたい逸材ばかりです。
個人的には仙台育英高校の平沢大河選手の・・・・動的な軸の使い方が気になりますw
【youtube動画】
平沢大河選手のバッティング 仙台育英 対 明豊戦
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バットスイング動作の中心である体軸。
その体軸が前・後ろ・前と見事に前後へスイングしてますよね。
こういう動作ができるバッターは
「運動効率が優れている」結果ですから
それだけで“ただ者では無い”というのが一目でわかります。
動的な軸という概念は・・・
確か昔の動画でくっそ叩かれた記憶がありますな
野球好きな人からすると
私のような洟垂れ小僧が解説するからイラつくんでしょうけど
甲子園レベルの選手でこうハッキリ見て取れると
「ぐぬぬ・・・」ってちょっとはなるのk…いや、ならないだろうな
【究極のセンスアップサイト】では概念だけでは無く
具体的にこの軸のスイングをどうやって使えるようにするのかを解説してます。
以下のページはお試し版ですので
動的な軸の解説前に切れてますが
正規版では中盤以降に解説していますよ。
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私が中学生のころですね、
ベータエンドルフィン(現上達屋)手塚一志氏のw-spinという理論がくっそ流行りまして
その中で上体が後方へ残る「ヘッドステイバック」という動作があったんですよ(・・・学生たちは知らないだろうなぁ)
こいつができるとわざわざアッパースイングをしなくても
自然と弾道が上がって飛距離が出るという優れもの。
で、手塚氏も何度も言っていたんですが
「形」じゃなく「動作」としてできないと意味がないと。
うん、まぁ当時中学生ですから・・・きくっちゃない
周りの友達共々ヘッドステイバックの“形”を真似してバットをブン回してましたw
今となっては良い思い出ですけどね
ヘッドステイバックは、
見た目がホームランバッターみたいでとにかくカッケーんです!
ただ、形を真似しても何の効果も得られないどころか
上体を無理に反って腰痛になったり、
重心を後方へ残し過ぎたりor居着かせたりして
結果的に『なんかそれ違くね?』みたいなスイングになってしまうという甘い誘惑(苦笑
そういえば、
技術指導ではすごくいい例がありますね。
『頭を動かすな』
『体重移動をしろ』
『前に突っ込むな』
『体重を残し過ぎだ』
『目線をぶらさないように』
監督・コーチのタイプによっては
上記のようにさまざまな矛盾が起こりますが
これらは「静的な軸」という概念から起こっているのではないかと私は思います。
「動的な軸」というのは
どれくらい動かせばいいのかという問題では無く
“拘束して静的に軸を扱う動きというのがそもそもナンセンス”ということです。
全体のおおまかな流れとしては
ゆるんだ身体があれば軸は勝手に前後して
より高級なスイング動作ができてしまうって話なんですけどね。
手塚氏流にいえば
静的な「形」
動的な「動き」
って感じでしょうか。
動的な軸の操作ができて、
はじめて上記のような技術指導のテクが試合の状況・場面によって生きる
だから先に技術に走ると
そういうものはすべて形になり、体軸がまったく生きない動きとなる。
そうなると手遅れで、スイング動作の効率を著しく下げる。
こんな感じです。
平沢選手のようにハッキリと軸を動的に操作する選手は
上記のような指導者には、あまり好まれないのかもしれませんが
私はかなり好きな動作ですね。
スイング動作の効率が上がれば
パワーもスピードもよりダイナミックになりますし
大振りせずとも力強い打球が飛びますから。
こういう動作はどんなプレースタイルでも必要ですし
「体重が軽くて腕力だけではどうしても打球が飛ばない」のなら
優先的にやることを強くお勧めしたいです。
筋トレや身体を壊すようなことでは無いので
小学生でもどんどんチャレンジしてもらいたい!
もちろんすべてのトレーニングはソフトかつデリケートに
いきなり実際の動作と結びつけようとしないことがポイントですよ