少年軟式は1,000円で打球が変わる??グリップテープと手の関係

メールNo.135 配信日2016/08/22

今回のメルマガは俺流打撃バイブルのポイントの続きを書いていきます。
DVD内の基本ともいえる
グリップの握りについて少々語りたいと思います。

篠塚氏の打撃バイブル自体のレビューと
アクシスラボからの購入ページはこちらから

手とバットの関係性のおさらい

バッティングは「バットをいかに上手に扱えるかどうか」がカギを握りますから
ここにこだわりをもたないとパフォーマンス向上はしませんし
合っていない握り方をしていると、普段の練習の効率も悪くなるので
ぜひぜひみなさんもいまいちど確認してみてください。

まず技術的な部分ではなく
センス的な部分でいうと「密着」です。
グリップと手がベターっとくっつく関係が理想的。

野球に限らず道具を手で扱う運動は、その多くが「力み」。
こいつが理想的な密着関係を邪魔してきて
低次元なパフォーマンスを誘発するわけです。

イメージとしてはこの図のような感じですね。
※メルマガ限定リンク

力を入れてぎゅっと握ればしっかり握れるように錯覚するのですが
自身側が力めば力むほど意外と隙間ができやすくなる。

逆に、
手を液体のように柔らかくする方向へ脱力が進めば
グリップと隙間が生まれず、より少ない力でしっかり握れるようになります。
無駄に力を使わないということは、自分で生み出したパワーを
効率よくバットヘッドへ伝えることができるということですから
多くの選手・指導者は打席でのリラックスを心がけるわけです。

手を柔らかくすることは誰でもできる

ただ単に完全脱力だとバットが手からずり落ちてしまうので
この「密着」という概念を選手にわからせるのが一つの壁でしょう。

選手は力をめっさ抜いてるのに
バットを引っ張っても手から抜けない。って現象が目安としてはわかりやすい。
前腕や上腕の筋肉を触ってみてもムキムキに力を入れているわけでも無い。
むしろ手首から肩まで非常にリラックスしているようにすら思える。

これを目標にしてください。

そのレベルにまでするには、どうやればいいか?これは非常に簡単。
手自体をべろんべろんに柔らかくするんです。

握手した時に柔らかい手の人だなとわかるレベルまでね。
子供の手と大人の手では、
手根骨や中手骨周りの凝りが段違いなので
掌の硬さが異質なのがわかりやすいですよね。

それが、ゆる体操の「手首プラプラ」をやり込むと
自分でもびっくりするほど掌自体が柔らかくなります。
大人でもです。
やり方はこちら

いまより、ほんの数パーセントでも柔らかくなると
明らかに道具に対しての感覚が変わってきます。
グリップに反発していた感触というか
ちゃんと力が伝わってなかったなと感じてきますから。

フィンガーグリップを極めろ!

次に技術面の話。DVD内で篠塚氏はフィンガーグリップを推奨してます。
日本の野球スタイルの多くは
バットコントロールがかなり求められるので
パームよりフィンガーのほうが合っているのでしょうね。

私は技術面の指導は一貫して行うつもりはないので
気の利いたアドバイスはできませんが、1つだけ。
道具でグリップの練習をアシストしても面白いかもってネタを少々。

しっくりこない場合は
バットやグリップテープを変えてみるのもお勧めかなと。
前述の密着の図でも解説しましたが
ボコボコしたグリップテープは少しの脱力でも隙間を埋めやすいので「初心者」には最適です。
フラットタイプだと力んでいてもわかりにくいケースが多いので、上級者向けかなと。

それがきっかけで上手く手の内がぴったりフィットして
素振りをしてきた努力が一気に報われるなんてこともあるでしょうし
グリップテープなんて1,000円程度ですから
ルール内であればいろいろ試してみるのもありかと思います。

それから、引き手(右打者なら左手)の小指と薬指のフィット感ね。
刀の時代からそうですがこの2本指が上手く使えないと
金属バットも本来有する性能の50%も引き出せません。

最近はレボルタイガーのような面白いバットも発売されているので
買い替えを検討していた人や、密着を生み出せる自信がない人、お金がある人は試してみるのもいいかも。
【レボルタイガーの解説動画】

【レボルタイガーの少年軟式バット】

美津和タイガー(美津和タイガー) 少年軟式用バット レボルタイガー コンポジット 76cm/平均600g HBAX15PS-476CP (ホワイト/76.0/Jr)

それからグリップというよりは準備運動みたいなものですが
最近の優れたバッターは直前まで手を離してリラックスしている人が多くなってきましたね。
手をにぎにぎしたりするバッターは結構いましたが
押し手をグリップから離して
手を揺すりながら直前まで準備して、構える。
これは非常に有効だと思うので余裕が無いんだって選手は導入してみてください。

詳細はこちら

サブコンテンツ

CLOSE
CLOSE