野球好き親子必見!打つ・投げる楽しさを10倍引き上げる方法
メールNo.136 配信日2016/09/26
新チームでの秋季大会も各地で行われてますが、みなさんはどうでしたか?
新人戦の時期ですと、夏休み期間中の練習が思うようにいかず
良いスタートが切れなかったという人もいるかもしれませんが
まだ始まったばかりですから
焦らず普段からコツコツと監督へアピールしていきたいですね。
さて今回のメルマガテーマですが
最近頂戴するメッセージでも多い「ジュニア世代」「野球経験がないパパママ」あたりのネタにしようかと思います。
小学校1-3年生あたりの子供をどうやって指導していくかってとこ。
野球に興味を持った時期、
とくに自分からやりたいと言ってきたならなおさら
〝野球が一番楽しい”と感じているでしょうから、上手く導きその情熱を本物にしたいところです。
パフォーマンスUPの基本メカニズムは変わらない
たとえ、高校生でも小学生でもパフォーマンス向上を考えている場合
基本的にメカニズムは変わりません。「技術依存センス欠乏」では上を目指すと限界がある。
どんな選手でも
パフォーマンス=技術×センスのバランスを見極めて練習する必要があります。
※axislabは技術指導は専門外なので
スキルアップは元プロが監修しているDVDを推奨するスタンスです。
【推奨DVD】篠塚氏監修打撃バイブルのレビューページはこちら
ただ、ジュニア世代の場合はちょっと特殊で
技術練習よりもセンスアップの比率を上げるほうが
技術が上がってくる高学年になったときや、その先の将来に役立ちます。
センスアップは「身体運動の本質的な部分を高める」のが狙いですので、
自分に無いものまで高めるというドーピングの類ではなく
自分がもっている身体資源を〝合理的に使い切る”というイメージがしっくりくるかと。
打つ、投げるという身体運動の核の部分を鍛えるわけですから
いま以上に優れた動きが増える=楽しみ方が大幅にアップするので、親子で練習しているとそこがうれしくてハマる。
その過程をすっとばして上級生が行うような技術練習から始まると
一気に冷めます。そりゃそうですよね。
それらの楽しみがわからず形式上の反復練習を何回何セットやれとか拷問でしかない。
だからこの時期に徹底して打つ・投げる楽しみを存分に味わい
将来のプレースタイルのベースになる部分を、じっくり作るのがベストではないかと思うんですよ。
バッティングもピッチングも教えるのは3つまで
技術的なフォームは上級生になればチームの指導レベルも上がってくるでしょうから
ぶっちゃけジュニア世代はあまり気にすることはないです。
もちろん所属するチーム事情によっては
何も教えてくれない、教えることができない監督コーチである可能性もありますが・・・
その場合は元プロが監修するDVDを参考にしながら
好きなプロ野球選手の物まねでフォームを作るしかないでしょうね(笑)
センスアップを親子の自主トレで利用する場合
小学1-3年生あたりなら教えるのは3つまでです。
それ以上は混乱するので必ずシンプルに教えるようにしてください。
あくまで打つ・投げる楽しみを知ってもらうことを目的に。
カラダが上手く動くようになると、もっと面白くなるって流れをわからせる。
股関節・仙腸関節・肩甲骨の3つを常にチェック
具体的にはお尻と腰と背中です。
まず、バッティングもピッチングも地面の上で運動を行うため
重心を上手くコントロールする必要があります。
野球では体重を軸足に乗せると表現したりしますが
この”乗せ”がうまくいくと運動全体のバランスがよくなるので
該当するセンストレを教えて股関節に体重が乗る感覚を磨いてください。
一般公開しているものでもいいですが、
特典のシークレットサイト「究極のセンスアップサイト」で紹介している
いろいろな軸足系の解説を参考にしていただければと。
私がおすすめしている高岡氏の「ゆる体操」に
「リアストレッチ」や「リアスクワット」というゆるトレがありますが、
これもケガのリスクが最小の割りにリターンが大きいのでジュニア世代に最適。
次に腰。
仙腸関節や腸腰筋といった身体運動に欠かせない要のパーツ。
幼稚園児くらいだと、まだ腰がなよなよでクネクネしていますよね?
じつはあの柔らかさを野球のプレーに活かせる選手は、例外なくハイパフォーマンスを繰り出せます。
最近は、すでに腰に張りがでるレベルで凝りがひどいという
まるでおっさん化した小学生もいるようですが・・・
バッティングもピッチングも「腰のキレ」というのが本当に重要なんですよ。
そのキレやパワー、スピードは
仙腸関節周りのゆるみと腸腰筋の強さで決まるため
普段からのメンテナンスで、その柔らかさをどれだけキープできるかがキーになるわけです。
では腰の柔らかさはどうすればいいのか?
これは断然「寝ゆる黄金の3セット」で決まり!毎日寝る前にやること。
立位なら机や背もたれを利用しての腰モゾがおすすめ
【やり方】
その4
肩甲骨は伸ばすよりゆるめる
最後は肩甲骨。
ストレッチより、もぞもぞと上下左右に動かしゆるめることを徹底させる。
野球は肩関節中心に末端(手腕・バットやボール)を扱うより
肩甲骨の内側から操作できたほうがパワーもスピードもコントロールしやすい。
なので無理矢理ストレッチで伸ばすのではなく、赤ちゃんのような柔らかさを求めてください。
目標は肩の上げ下げしただけでも、肩甲骨のモゾモゾが自然と入るくらい。
背中側は自分では見えないので認識しにくいですから
『肩甲骨を意識してモゾモゾしろ』といっても上手くできないでしょうから
はじめのうちは、手でさすってあげるのも有効な手段です。
バットもボールも肩甲骨の内側から操作できるようになると
ダイナミックでパワフルな動作ができるようになるので
打つ・投げるがさらに楽しくなりますから、ぜひ教えてあげて下さい。
以上です。
冒頭でもいいましたが
バットを握る手が逆にならないようにとか、
あげる足が逆にならないようになど超基本的な技術指導は最低限必要です。
余裕があれば元プロ監修のDVDを参考にしても構いません。
【推奨DVD】篠塚氏監修打撃バイブルのレビューページはこちら
いまが一番楽しいと感じている時期でしょうから
詰め込み過ぎると情熱が失せるためそこだけ注意してください。
あとはシンプルにやり方と環境だけ与え、本能で打つ・投げるを思う存分やらせてあげる!