夏の大会までにやっておきたいオススメ身体調整法とは?
メールNo.151 配信日2017/06/01
6月になり夏の大会も近づいてきたため連日追い込み中の選手がほとんどでしょう。
今回配信のテーマはズバリ「ちょいテク」です。
ここまで安定して結果を残し続けている人には必要ない情報ですが「練習試合で不調が続いている人」や「ここで一発逆転したい人」に、ぜひ試してもらいたいテクを紹介します。
学童野球で使える方法を基本としていますが、調整法という意味で全カテゴリー対象です。
まずは頭をシンプルにすることが大切
打撃も投球もそうですが本番まで時間が残っていない場合は、とりあえず「頭の中をシンプルに、考えすぎないこと」が大前提です。
本番が近づくとプレッシャーが増してきます。
調子が悪かったり思うように練習ができないと、どうしても不安や恐怖に押し負けますから余計な事・些細な事を考えすぎてしまいがち。
そうなると、本来の半分程度のパフォーマンスしか出せなくなる選手も少なくありません。
打者は「投手が投げた球をただただ打つこと」を考える
投手は「打席に立った打者をただただ打ち取ること」を考える
フォームとか動作チェックなど深い部分を気にしてはいけません。
それでも考えてしまう場合は?
とはいえ、普段からフォームチェックや動作チェックをしていると色々考えてしまう場面もあるでしょう。
そういうときは「カラダを揺すってゆるめること」で頭の中を整理できます。
たとえば踵をつけたままでいいので、その場で軽く上下動してゆっさゆっさと全身揺すりながらリラックスさせるだけでも全然違いますよ。
プレッシャーがかかってくると、知らず知らずのうちに過緊張してしまい、カラダが委縮し「足が地に着かないフワフワした状態」になります。
本番では、意外とこれが最も注意すべきことではないでしょうか?
地球上で野球をする以上、重力を存分に使いたいわけですから「過緊張で無駄に重力に拮抗する」ことは必要無い。
そういう面で「ゆる体操」は何も考えずとも気持ちよく丁寧に揺するだけで
地に足を着けることができますから、本番までぜひ毎日行ってください。
あえて1つチェックポイントをあげるなら?
頭で考えすぎるのはマイナスになるという前提をお話ししましたが、
ゆる体操やセンストレを行うことで「足が地に着かないフワフワした状態」を回避することはできます。
それともう1つ。
本番まで限られた時間で”これまで行ってきた練習(努力)をまとめ上げる”ためのテクニックは無いのか?ということ。
この2つ。カギを握るのは腰や股関節です。
ゆるやセンストレで過緊張状態のカラダを徹底してゆるめることで
何もやらないよりは圧倒的に「重み」を感じることができるはずです。
もちろん全身ゆるんできてカラダ全体で重みを感じられるのがベストですが・・・
短期集中で行っている場合は、手でも腕でも脚でも構いません。
ゆるむことで過緊張が和らぎ重みが生まれる。
その重みが打球や投球の力強さに繋がっていきますからね。
で、そのゆるむことで感じる重みを集約するとパフォーマンスが安定するのですが
集約するのにもっとも有効なパーツがあります。それが腰や股関節ということ。
6月ですからフォームや動作を頭で考えすぎると失敗するリスクが高い時期なので
もし何かポイントを絞ってやるのなら打者も投手も無理なモデルチェンジはせず、「股関節に重みを集約すること」だけを考えてみてください。
目標というか意識すべきは母指球重心ではなくなるべく踵重心。イメージはお尻で体重を支える感じ。
本番までやるべきこと一覧
まとめると・・・
- プレーはシンプルに考え頭で余計なことを考えすぎない
- ゆるやセンストレで過緊張を解すこと
- 腰や股関節をベストな状態に調整しておくこと
具体的にお勧めな方法などを以下にまとめてみます。
■センストレ
究極のセンスアップサイト参照
軸足股関節に体重をしっかり乗せることを意識する。
股関節系のセンストレ動画内で紹介している
膝や腰の位置などポイントを抑えること。
■ゆる体操
【寝ゆる3つのやり方】
[No.1] 膝コゾ
[No.2] 脛プラ
[No.3] 腰モゾ
【脳疲労回復&集中力アップ】
[No.4] 背もたれ首モゾ
【腰・下半身系】
[No.5] 坐骨モゾ
[No.6] 踵クル
[No.7] 片手ハムスリ
■ハムスト系
[No.8] 【ジャックナイフストレッチのやり方】
[No.9] 【ヒップヒンジのやり方】
これらを毎日少しずつでもいいので導入してみてください。
腰回り股関節周りがスッキリすると動作にキレが出てきますので
自分のプレースタイルにもプラスになってくるはずですよ。