斎藤佑樹投手の覚醒はあるのか???

メールNo.16 配信日2014/05/29

さきほど斎藤佑樹投手の記事をみたのですが・・・二軍で炎上しましたね↓↓

個人的に覚醒して欲しい投手の一人なんで応援しているのですが
付け焼刃で通用するほどプロの世界は甘くないというということですかね。
めちゃくちゃ厳しい!!

斎藤佑樹に密着 復活にかける1
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斎藤佑樹に密着 復活にかける2
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この動画をみていても
最適なピッチングフォームが見つからなくてイライラしてるって状態でしょうか???

高校生の時と度々比べられる斎藤君ですが
みなさんはどこが一番変わっちゃったなと思いますか?

プロの打者相手にピッチングをしているわけですから
投球テクニックやスキルは格段に上がってると思うんですよ。

でも、現時点の投球は素人がみても通用していない…。

この動画では体重移動(軸移動)が課題って感じで
トレーニングしてるっぽいですね。

うーむ、たしかにスムーズな感じはしないです

さて、本題の
斎藤投手が覚醒するために注目すべき点ですが・・・ズバリ背骨ではないかと

頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個
これらの可動性が極端に拘束されているというのが
パッとしないピッチングを生み出している原因の一つではないでしょうか?

で、さらに

有名どころでいうと
上達屋の手塚一志氏が「骨盤力」を推しているかと思うのですが
その仙腸関節周りの固さが脊椎全体の可動性を制限しているのではないかと

動画のように慎重に体重移動をしても
左の股関節に体重が乗り切らないというのは
ハムストリングスが股関節周りで使えていない証拠ですから

骨盤を縦に割って上下前後に操作するという
いわゆる“腰のキレ”が全く戻らない感じなのではないでしょうか?

骨盤を割るという使い方は体全体を連動させてはじめてできる動きなので
仙腸関節を無理やり前後に切ればいいというわけではないのが難しいところ。

仙腸関節を酷使するサッカーなんかは
骨盤や恥骨などに関節炎を起こしやすいスポーツですよね

時速130キロ超えの弾丸シュートを蹴り込むわけですから
肉体的ダメージは相当なもの・・・。

高校から斎藤投手のファンでピッチングをみているって人は
たぶん気づくと思うんですが
体幹部に板が入っているんじゃないかってくらい
体幹部がボックス化していて違和感を感じませんか?

ピッチングの基本動作は
身体中のパーツとパーツを独立させて
地面に近いパーツから順序よく、捻ったり・伸ばされたり・ズラしたりして
それらを加算させボールに爆発的なエネルギーを伝える運動です。

だから投球ではアウターマッスルよりインナーマッスルが活躍するといわれるんですね

でも、1つ大事なことがあるんです。

その部位を

・鍛えて筋力を強化すること
・独立せて加算させる動きができるようにすること

は大きく異なるということ!
ようは鍛えたものが使えないんじゃ脂肪よりも邪魔でしかないわけです。

斎藤投手の筋力は間違いなく強くなってると思うんですよ
線が太くなってますしさすがプロって感じ

でも体幹部の一塊感はヤバい。

ひょっとすると
軸足に溜めこんだ力が指先まで届いてない、
途中で切れてしまうって感覚があるかもしれませんね。

野茂投手や藤川投手のように
脊柱をダイナミックに動かしてピッチングする投手は
腰痛が怖いですが

藤川球児の投球(2005~2009)

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胸椎周りが腰椎と同じレベルまで柔らかければ
じつはそれほど負担が掛からないんですよ。

というか赤ちゃんや犬、猫などの脊椎動物を直接触ればわかるんですが
本来は胸椎も柔らかいはずなんですよね。

大人になるにつれ拘束されていく代表的なパーツ・・・それが肋骨!

胸郭が固くなれば十分に酸素は行き渡らず
プレッシャーにも弱くなる・息苦しくなる…原因の多くは過度なストレスですねw
現代社会で野球をするのはキツイ

胸の張りがすごい綺麗にできているピッチャーは
胸骨・胸肋軟骨・胸椎付近が柔らかくて、
パーツパーツがそれぞれズレて加算し爆発的な力を生み出すわけです。

昔からピッチングは胸を張れっていう指導ありますが
胸を張れというのは、胸郭全体を柔らかくして
腰椎ばかりに仕事をさせるなという意味も含まれていたのかもしれませんね。

ちなみにこちらのセンストレなんですが

これはフォームを真似して取り入れろという意味では無いですから気を付けてくださいね

ソフトかつデリケートに行うこと!
背骨ひとつひとつが柔らかくなるようにするための練習方法ですから身体を壊さないように!

やっぱりこのトレーニングも腰椎付近はなんとか波動ができるんだけど
胸椎ができなくてただただ上体を煽っている動きになってしまいます。

しっかりと意識して波動が下から気持ち良く伝わるように練習してください。

今回は斎藤投手の覚醒はあるのかをテーマにしようとしましたが
脊椎の可動性なんかは、斎藤投手に限った話では無いですよね。

身体にキレが戻らなくて鋭いスイングできないバッターも同じですから

夏までに時間が無い・・・調子が上がってこない・・・ヤバい!!という選手は
ぜひ背骨の調整をしてみてください。

最後に斎藤投手の覚醒はあるのか?ですが・・・
『背骨が生き返れば確実にある!が、フォームを演じすぎたり、過去の良い時のイメージを追うと厳しい』
こんな感じでしょうかね?

あー、斎藤投手にはぜひ覚醒して欲しいですな

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