広い球場でホームランが出にくい理由とは!?

ドラゴンズ…つよいですね(笑)投手力が他チームより群を抜いているところにプラスして谷繁捕手の 「短期決戦特有の大胆なリード」が見事に強力G打線を封じていますよね。今回のテーマは「ナゴヤドームでのホームランの少なさ」に関係する話題です。ジャイアンツ打線の魅力といったらやはりホームランですよね。何だかんだいってもホームランは野球の面白さを引き立ててくれます。しかし、その強力G打線もナゴヤドームでは不発でホームランが出ませんよね。

これなんでだかわかりますか? もちろん球場の広さが一番の原因でしょうが、私は「意識の範囲」だとみています。

人間の意識ってホントに興味深くて、可能性のある能力だと思うんですよ。たとえば、 日によってマウンドからホームまでがえらく遠く感じる時ってありませんか?投手の方なら近い距離で何十球も投げた後に、 マウンドに登るとキャッチャーがもの凄く遠く感じるときってありますよね?

このように人間は意識を張り巡らせて行動をとるんです。 つまり、「ある範囲まで意識を張り巡らせている」から 『そこまでならだいたい感覚としてわかる』といった感じです。

ちなみに超一流のゴルファーはこういった「意識を操作できる範囲」が広いんですよ。 だから実距離が短くなったり長くなっても、しっかり○○ヤード先の”ここ”って所に ボールを寄せる事ができるんですね。これをホームランで考えます。 通常の球場で、たとえば110m飛ばせるとしますよね? 実距離ならコースによってはナゴヤドームでも十分入ると思います。

でも「100mまでなら意識が届くよ」というように設定していた場合、 ナゴヤドームで打席に入るとどうなるでしょうか?めちゃくちゃ遠く感じてしまい、フェンスを超える気が全くしないんですよ。

つまり意識がより広範囲に届いていれば、 球場が変わってもホームランは打てるということです。この「意識の操作の範囲が広い」のが本物のホームランバッターです。王氏(現役時代) 落合氏(現役時代) プホルス選手(MLB選手) などは、この意識の範囲がめちゃくちゃ広いですよ。

こういった感覚はみなさん結構感じていて、投手なんかは普段から ちょっと遠目から投げてみたりして意識を慣らそうとしますよね。ですが、こういった練習は上手くいかない場合の方が多いでしょう。

上手くいかない理由はいずれ別の機会でお話しできればと思っていますので ここでは割愛させていただきます。意識系のトレーニングは、今後の野球界ではもっともっと精度の高い練習が求められる そんな時代になってきそうです。

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