野球とソフトボールにおけるバッティングの『違い』とは?
本格的な野球シーズンに入り、土日は野球とソフトボールを掛け持ちしているお父さんも多いのではないでしょうか。メール相談でも「ソフトボールのバッティング」についての質問が結構あったりもします。でも皆さん、ここで素朴な疑問が出てきませんか?「野球とソフトって違うんじゃないのか??」ってこと。もちろん野球とソフトでは使う道具もダイヤモンドやグランドの広さも、また細かいルールなど色々違うところはあります。
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ところが中でも「バッティングセンスはどう違うのか?」といった部分。すなわち、私が提唱するセンス理論については、ソフトボール経験者のお父さん、お母さんのみならず指導者の方も、なかなか明快に答えることは難しい質問ではないでしょうか。そこで今回はその「野球とソフトの打撃面での違い」の疑問に答えるべく、バッティングセンスをご紹介します。
ソフトは時間的拘束が野球よりも厳しい
まず、バッティングで両者が最も違うのは距離感ですね。ソフトの日本代表クラスになると体感速度は野球でいうとおよそ170キロとも言われています。私はよく優れた4つのスイング(「早さ」「速さ」「破壊力」「バランス」の4つ)というキーワードを使いますが、ソフトボールでは「早さ」が極端に求められる運動であることがわかります。外野フェンスが近いわけですから破壊力を求めるというスイングよりも、確実に芯でミートすることを重視しないとダメという事ですね。
野球はこれに対して極端に言ってしまえば4つのいずれもアリな運動です。18mというのは非常に考えられていて、相手バッテリーと駆け引きを行う上で最高の距離感でしょう。とはいっても、近年の投手はカットボール全盛で手元で鋭く変化させるわけですから、ミートポイントを引きつけないと打率は上がってきませんので必然的に動き出しの早さが求められるのですが・・・。いずれにしても野球の距離とスピードをソフトボールのそれらと比べれば、ソフトボールの方が時間的拘束を受けているのは明らかでしょう。
大振りせずにコンパクトに振るのだが・・・
ソフトボール選手のスイング動画を拝見させていただくと、野球選手と比べてテイクバックが小さい選手が多いのが目立ちます。振り遅れる危険性を考慮して、なるべくコンパクトにスイングするという意識でしょうか?確かに、ソフトボールはインパクト時に大きなエネルギーは不要という考えも戦術面からするとありですが、実際にそのスイングでホームランを打ってしまう選手や鋭い当たりを連発する選手もいます。やはり見た目を真似しても良い打球は飛ばないですから、本質力を知る必要がありますね。
結論からいうとソフトボールの一流打者は、振り出しの早さをコンパクトにすることで、手元までボールを引きつけることができ確実性が上がる。しかしコンパクトにするとバットの運動量が減る分、威力が半減する。ただ同じコンパクトでも、一流選手とアマチュアの当てるだけのバッティングとでハッキリ違うのは「体重移動」と「上半身のズレ」によって巧みにバットへ力を伝えている部分です。
大振りしないから遠くへ飛ばせない・・・。しかしその分ボールのスピードの変化に対応しやすくなる。しかし、一流のバッターは、ここで飛ばすためのエネルギーを自分で生み出しているわけですね。体重移動はソフトボールの選手は比較的上手ですよ。考えている時間がないというのも影響するのかもしれませんね。ただそれに比べて上半身の使い方が難しいようです。
バットが軽いと振ってしまう危険性
この問題に私はバットの造りに秘密があると思っています。野球のバットに比べソフトボールのバットは軽いので、バットの扱い方が選手によってはかなり雑になりがちなんです。平たくいえば力でぶん回せるということですね。ここはセンス理論のバットの扱い方で解説していますが、いくらバットを短く持とうが、コンパクトに振ろうが、道具の重心を度外視した扱い方では効率のいいスイングには到達しないということ。
ただ、肩甲胸郭関節からスイングできない状態、体幹部が眠っている状態でスイングしても、試合ではある程度の技術があればそこそこ打てるという弊害も発生するわけです。これこそが本当に安定的に打てる選手と、たまにしか打てない不安定な選手の差ですね。ソフトボールはバットが軽い分、誤魔化しがきかないので、より高度な扱い方が求められているということです。
腕の長さを考えないスイングをマスターする
ではどうすべきか?改善策はとうぜん「バット中心操」ですね。バットの重心をまず身体で知ること。野球のバットと比べて特殊な構造をしているのでしっかり芯を感じるまでには根気が必要でしょう。そういった上で敢えて腕を使わない打ち方を練習していく。ソフトボールの緩急はものすごく厄介ですから、先に手を出してしまうとほぼ打者の負けです。ギリギリまで手を出さない、バットや腕のリーチに頼らないという事を意識して練習するべきです。
結果的に体幹部、つまり体の軸をボールに寄せることができ、センス理論の「密着」というタイミングの取り方ができます。(密着については無料動画でタイプ別に解説してます。)これはノーステップなど体重移動をほとんどしない打者でも同じことが言えます。ボールに食らいついていけという指導の本質は「手やバットを出さずに、まず体軸をボールの軌道に寄せていけ」という意味です。こうすれば腕を主導でスイングしなくなり、眠っている体幹部が目覚め、良い打球は飛んできます。さらに手元まで呼び込んでいるのでミスショットが減り打率は上がってくるでしょう。ソフトボールは早さが魅力のスポーツですから、バットの特長を身体で理解しておきたいところですね。
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