小学生のフリーバッティングは手投げとマシンならどっち?
投手と打撃マシンについては以前記事にしましたね(最適なバッティング練習はマシンか?手投げか?)。人間にもマシンにもそれぞれメリットがあるので目的や目標を考えて使い分けると良いということです。小学生はとくにいち早くスキルアップをした順に試合に出られる傾向がありますからね。そういう意味ではマシンで打ち込んだほうが早いかと。
もちろん基本のスイングができていない場合ではいくら打ち込んでも意味が無いと言われていますから、そこらへんは野球教室やらDVDやらを利用するのが手っ取り早いですよね。
で、試合に出られるようになって大事な場面で任されるようになってくると、です。やはり対人での弱さというのが選手間でもの凄く差が出る。我々の世代あたりまではギリギリ外で野球の遊びをしていたと思うんですが。
いまは、公園ではボールを使っちゃだめだの、野球部以外の習い事だの、そもその夕暮れまで外で遊ぶのはあまりにも危険すぎるという…。そんなわけで対人の勝負に慣れていない子どもが増えたなというのが私の意見。
人が投げたボールは“生きたボール”と表現しますが、やはり投手との真剣勝負で得られる「打者を打ち取る気迫」とか「打者の予測を裏切ろうとする意識」などを多く経験することは試合で活躍するために必要ですよ。そういう関係(対人での真剣勝負)は遊びの野球でも同じことですから、必死でボールに喰らいつくというか『絶対負けたくない』って思ってバットを振る機会が少ないというか、ね。
そこを意識するだけでも全然違うと思うんですよ。やっぱ野球やってるのは機械じゃ無く心のある人間ですからw