周辺視野は気・心・目を配ることが大切である
前回(周辺視は選手に教える必要はない)の続きです。人の視野って面白くて試合中のメンタル面が思いっきり左右する場合もあるんですよ。緊張してると自分のことだけで手一杯になりますから周りに気を配る余裕が生まれません。だからボールの見方を事細かく教えるよりも、この配るという能力を普段から鍛えておくと結果的に打席でも余裕が出たりします。
気を配る、心を配る、そして目を配る。部活で集団行動を行っている以上やっぱ人の好き嫌いはありますよ。でもその中で、こういう配るということを徹底してあげると良い距離感というか建設的な人間関係が生まれますよね。
ボール回しの練習や遊び要素を取り入れたラン系のトレーニングでもそう。配ることを徹底させる。そうすると中心視で対象をみつつ周辺視で周りに気・心・目を配ることが出来るようになる。
こういった目には見えないことをいうと、それは気持ちの問題だって言う人もいるかもしれません。
ちょっと難しくなるので深入りはしませんが、気持ちの問題だけで片付くなら部活内で人間関係のトラブルは起こらないですよねw指導してて気づいたんですが昔と比べると周辺視で「配る」ことができない子が増えたのかなと私は密かに思ってます。
そんな感じで、バッティングで周辺視を教えるには~というのはあまり深く考えずに。ボールに喰らいついていった結果『思えばそんな感じで打ってたかも』程度がちょうどいい。そのためには普段から配ることを鍛える。それだけ。