コントロールをよくするには動作を改善する事がもっとも大切でしょうけど、こういったガイドラインを意識させることは非常に有効です。当たり前ですがどの方向に対して力を使えば相手の胸へボールが投げられるかというのがわかっていなければ、たとえどんなに優れた腕の使い方をしていてもナイスボールは投げられません。
外野ノックの練習などでもカットマンはベースまでのラインを上手に引けるとスムーズな中継プレーができると言われているように、方軸の意識がコントロールを良くするためのポイントにもなってきます。
ピッチングの場合はバッテリーライン間をいかに上手に繋ぐことができるかです。
方向を決めるラインと運動の基本となる軸
方向を決める軸と運動の基本となる軸の2つを同時に練習するのが理想です。
キャッチボールでは相手の胸をよくみて投げなさいと教えられますが、そういった指導法も方軸を定めるために少なからず影響します。私もラインを引いて上下動を行いながらのキャッチボールを少年野球のピッチャーには教えているんですが、いきなり15メートルも離れると結構難しいので最初は近い距離でしっかりラインを意識させるといいでしょう。
冒頭でも言ったように制球力をアップするためには、動作改善が重要です。そういったうえでガイドラインが正確に存在すると投球は非常に安定してきますのでぜひ指導してみてください。