少年野球のピッチャーはオーバースローが基本ですがアンダースローがもっと流行ってもいいのではないかと個人的には思います。指導が難しいというのが一番ネックになってくるでしょうが、ケガのリスクも大して変わりは無いですし軌道を見慣れていない分だけバッターにとったら物凄い脅威になるはずです。
ピッチング上達には技術とセンスのバランスが大切です。私が教えているのは技術では無いですからそれだけではピッチングは成り立たないでしょう。
ですから、まずアンダースローの基本的なフォームを模索するという指導者側の努力が不可欠になるはずです。
腕の振り子を上手にできれば上手く投げられる
よく勘違いされるのでハッキリ言っておきますが、私の指導は技術指導ではありません。ですからフォームの完成形を教えているわけでは無いので表面の形を真似しても意味はありません。
この場合は、腕をリラックスして振り子で振っていると、次第に肩甲骨から振れるようになり結果的に体幹が柔らかく使えるということ。従ってテイクバックで腕が伸びきっているからアーム投げではないか？というのは論外。それは技術。たとえ肘を曲げていても振り子はできると考えるのが正解です。
こういう動きは小学生のほうが上手いはずです。細かい事を教えるよりも力を抜いて気持ち良く全身で振るように教えるだけで上手くいきます。その上でコンパクトなテイクバックなどのフォームを研究して指導していくと少年野球でも本格的なアンダースロー投手を育成することは可能でしょう。
